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プレイヤーとリペアマン

ギターの修理ってのはほんと様々で使ってる人の環境とか考え方にあわせてかえていかなきゃいけない。
僕に依頼してきてくれる人たちは現役でライブを月に何本もしてる人がほとんどで、
そういう人たちの楽器を一番みてきたから僕の修理ってのは例えるなら戦場の衛生兵、
もっというなら緊急着艦した戦闘機を応急処置してまた発進させる整備兵のようなことがすごく多かった。
やっぱりライブ活動なんかしてる人はそれなりに楽器の使用頻度というか、ライブっていう万全じゃないといけない場面が多いわけだから、
そんなときに楽器がトラブルと大変な訳で、小規模ながら僕はそんな人たちの駆け込み寺のようなものになっていたんだとおもいます。
なんとかしてほしいって頼まれてなんとか出来たときの感動はそりゃあリペアマン冥利に尽きるわけなんですが、そういう風にいかないことも多々あって…。
取り寄せないと無いようなパーツが壊れてたり、日にちがかかる修理だったり、
そりゃあ心痛めました。
応急処置でなんとか凌いだり、なんとかできるやつには全力で向き合ってなんとかがんばってました。


だいたいがメンテ不足の故障が多かったかな。こんな放ったらかしにしてなかったらこんなことにはならんかったのに!みたいな故障が。
もっと大事にしたらいいのにとは思うんですけどきっとプレイヤーは演奏するってことが楽器を大事にするってことなんだろうな。
プレイヤーがいて楽器があって修理するひとが存在するわけだしね。
そうなってくるとやっぱりリペア、メンテナンスはすごく大事なんですよ。
でも、修理するところ、修理できる人が近くにいるってのは意外に少ないと思う。
大型楽器屋さんに修理に出すのはまあいいとはおもうけど、調整はどうなんだろう?自分の好みのセッティングを受付の人に伝えるだけでうまい具合になるんだろうか?
ぼくはそういうのはかなり不安におもってて、音楽にはすごくこだわってる癖に、調整はどこの誰だかわかんない人にやってもらうっていうのはいかがなものだろう?
調整ってのは本当にシビアで、ギターのセッティングは意外にバリエーションが多い。
直接話しながらいろいろ試していける環境って少ないんだろうな。

リペアマンって人種がそんないないってのもあるんだろうけど、決定的に言えるのがリペアに出すとか調整にだすってことがかなり敷居の高いことになってるのも問題なんだろうなとおもいます。
値段も高いしね。なんとかならんもんでしょうか?
この値段ってのも修理によって様々で、なんでこんなしょうもないもんの交換でそんな値段!?みたいなのがありますよね。
新しいの買ったほうが安いとかそんなこともあるでしょう。
でもわかってほしい。それだけリスクのあることをしてるかその金額に見合うほどの労力がかかってることを!

リペアマンとプレイヤーはやっぱり繋がってたほうがいいとおもう。その一番ベストな関係を構築するのってじつはまだまだできてないと思う。







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